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2007年5月発行号

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※抜粋掲載。

さるこの庵を応援して下さる皆様へ

いつも御支援有難うございます。かかです。

今日はついさっき動物病院へにゃんこ17人、わんこを3人代行さんに連れていってもらいました。お口の痛い子の定期的な痛み止めの注射や、食欲が2~3日落ちた子、血尿が出るようになった子等々・・・

担当の先生が3連休をとられていたので、その間にもいろいろな事がありました。 今迄経験してきた事や先生のアドバイスを思い出し、その子その子にあった処置をして病院へ行きます。納得いくまで治療をし、それぞれ病気や身体に痛みがあっても、なるべくいつもの生活ができるように努めています。

先日盲目のわんこがさるこの庵の一員になりました。気難しいです。お口から薬を飲ませる事も、目薬をさす事もあきらめなければいけませんでした。「ガウッ!」と、私の手の方へ牙を向けます。愛光夢(あいりん)と名付けました。この子の目に明るさが差し込む事がもう無理ならば、せめて心の中にだけは愛情という光が届きますように。そして暖かい夢思いができますようにと、そういう思いで付けました。

ここ2~3日、おしっこをしたあと後ろ足で草かけをする時、見えないはずの目で私の顔を見上げるようになりました。ウッディコーナーの自分の定位置で「死んでいるの!?」と思う位ぐっすり眠るようになりました。ケアルームのなんちん達がお散歩に行く時は、自分もてこてことドッグランの入り口迄来ようとします。でもフィラリアのため心臓が大分悪いと診断されたこともあり、他の子とテンポが合わないので後で別に行くようにしています。

私は愛光夢から自分の世界が真っ暗になったらどういう気持ちになるだろうという事を学びました。それは、その状態を想像する事でしか体験できません。でもその想像するという事が『思いやり』へとつながっていくのではないでしょうか。

ここ数年間、毎日のようにニュースで流れる大人や子供による残虐な事件、人間性のかけらも無い色々な事件・・・。自分や、自分の血を分けた子供でなくても、想像さえすれば相手の痛みがわかるはずです。人間同士傷つけ合ってそれが一体何を産むというのでしょう。

Mちんがさるこの庵で働いてくれるようになって半年頃、私は自分の身体に生命力が全く無いような気持ちがしていました。呼吸をするのもきついような感じでした。 それからだんだん朝仕事を始める時間が遅くなってきました。それでも朝9:00には皆を乗せて動物病院へ出発しなくてはいけません。

そういう日々を続けていく内、やがて日中起きあがれなくなりました。そして、春・夏・秋・冬。真っ暗になって、やっと皆の顔を見に行く事が出来るという日々が続きました。次の春が訪れ、夏も本番になるという頃、Mちんの様子がおかしい事に気付きました。随分体調が悪くなっていただろうと思います。そこまで、さるこの庵の子供達の為に自分を犠牲にして頑張ってくれたのです。

Mちんは私には一言も愚痴を言いませんでした。

「早く元気になって、皆のお仕事が出来るようになりたい」

自分自身のそんな気持ちとは裏腹に、くる日もくる日もだるい日々が続く中、私が自暴自棄にならずに何とか現在を迎える事が出来たのは、Mちんの献身的な行動とたくさんの方々の庵の子達への御支援のお陰だと思っています。これからの日々は、その御恩返しに尚一層生命への御奉公をさせていただきたいと、思いは募ります。

さるこの庵ではわんこ・にゃんこの救助活動をしているという感覚は全くありません。花であれ、動物であれ、生きとし生ける者は生命を全うする権利があるはずです。 その権利を人間の手によってついばまれそうになった子達が、その生命を全う出来る場とさせて頂きたいと願っています。そしてその場を支えて下さる方々にとっても働きやすく、そこで人生を過ごすわんこやにゃんこ達にとっても快適な場になれるようにしなければならないという事を、私自身やMちんの事も考えて強く思います。その為に出来るだけの設備を整えたいと努力しています。どうか皆様お力をお貸し下さい。

さるこの庵はわんこやにゃんこの綺麗な魂と、支援して下さる皆様の動物への深い慈しみと、働く人達の「この子達の為に」という清らかな思いで満たされていると思います。またそういう場であり続けたいと願っています。 たくさんの方々の御支援・御協力をお願い申し上げます。

かか

 

用水路の中に遺棄されていた愛光夢:保護当日 蓋の壁に頭をぶつけながらウロウロしていました

  


 

わあわあ広場:整地後
地盤が他所より低いため、高台からの雨水によって土が流れ、配管が露出して土地が傾斜していました。
今後夏の暑さと雨避けの為、全体に屋根を掛ける予定。

 
 【虹の橋へ旅立った仲間達 2006年12月~2007年5月】
うるちゃん 2006.12.2 らごら太郎君 2006.12.12
小太郎君 2007.3.10

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