「お気立てさん」が、8月11日の朝、永眠しました。
~療養組でかかさんに甘えて:1 2009年7月31日撮影~

お気立てさんは腎臓病でした。
腎臓は、体内の老廃物処理、水分の調節、造血ホルモンを作る大切な臓器です。
ここが不調をきたすと、尿毒が血液に混じったまま循環する為、吐き気や食欲不振、痩せ、下痢、口内炎がおこり、更に水分調節が上手く出来なくなるために脱水症状、造血ホルモンがなくなる事で悪性貧血を起し、生命を維持できなくなります。
一度かかったら全快する事はなく、かつ、もともと腎臓が弱い上に我慢強い猫にとって、早期発見が難しい恐ろしい病気です。
~療養組でかかさんに甘えて:2 2009年7月31日撮影~

そんな病気だったにも関わらず、お気立てさんは本当によく頑張りました。
本来、2009年の梅の花を見る事も難しいと言われながら、梅の花どころか桜の花も見、夏の陽射しもたっぷり感じてからの旅立ちとなりました。そして、皆様から送られてくる大好物の「銀のスプーン」や、カロリーエースを食べながら、調子の良い時は梅組の仲間達の間に入ってくつろぐ姿が良く見かけられました。
4月末に腹水が溜まったにも関わらず、それが自然に抜けるという事が起き、現地の誰もが奇跡だと感じました。
5月になってからは、突如やって来た「ちびわんこ達」の成長を見守る姿が見受けられ、スタッフやかかさんの目には、まるで、自分の生命力をちびわんこ達に与えているようにも見えたそうです。
~ちびわんこ達の子守をする、お気立てさん 2009年5月撮影~

7月末にいよいよ体調がおかしくなってからは、昼は梅組でスタッフ全員、夜は療養組でかかさんが常に側にいる状態で集中的に介護を行なってきました。瞳孔が開いてもうダメかと思う事も2度あり、食欲がなくなる事もありましたが、その度に不思議な生命力で復活し、ここまで頑張ってくれました。
療養組でのお気立てさんは、体調の悪さから、ゆっくり眠れる事は少なかったそうですが、この前夜は丸くなってすやすやと良く眠っていたそうです。
明け方しんどくなったようで、箱座りになりましたが、そのまま静かに旅立ちました。
~かかさんの車に乗って 2009年7月30日撮影~

お気立てさんが旅立ったのは、ちびわんこ達7匹全員が無事に新しい家に巣立ち、中でもなかなか里親さんが決まらなかった「びしぃだちゃん(新しい名前:くぅちゃん)」が巣立ってから約1週間後の事でした。
偶然かもしれませんが、ずっと見守っていたちびわんこ達全員の幸せを見届けるまで頑張っていたんじゃないかと思えるのです。
お気立てさんの命の炎は燃え尽きましたが、その命の輝きは、ちびわんこ達の中に生き続けているような気がしてなりません。
今まで本当にありがとう。
お気立てさんのご冥福をお祈りしています。

